現代に呪いが通ずるならば、僕は何人殺してきたことか。
人とはそういうものか。
僕も殺されてきただろうか。
そうならば、悲しいけれども、人に呪われる事なく死ぬよりかは、良い様な気もしないでもない。
皆、僕の彼女の話を聞くと「別れなよ」→「大事にしなよ」→「別れなよ」を繰り返す。
人とはそういうものか。
しかし、しょうがないのだ。
骨を見ないといけないから。
骨を見たら、僕も灰になっちまうだろうか。
汚れつちまつた悲しみに。
僕は生活保護を受けられない。
資産があるからね。
ただその資産価値をよく知らない。
青い空は動かない
雲片ひとつあるでない。
夏の真昼の静かには
タールの光も清くなる。