それは、太平洋戦争か、日露戦争か、日清戦争か、戊辰戦争か、。
やたらと戦争を口にする者が現れたとき、警戒すべし。
そのものは、果たして先の戦争を真に理解ふる者か?
理解は各々に任せるとして、注意を怠らないことだ。
果たして奴らの言う、くだらないとは、いつの世の言葉か。
それを選定するのは、君たちの世代の責務である。
と、知れば、近代史も遥か遠くの言葉ではない。
それがわかるだろう。
わかるだろうと、てにてなし。
わたくしは、かかっておいでなさいと、どんと構えて待つものなりて。
某も、被りで被らん、乙女心と、なんら変わらん、てにてなし。
夕暮れに燃ゆる日暮の赤い火を
沈む箇所のみ、趣あらんと言うとて
それはくだらぬ、現代人の哀れな一面に過ぎぬ。
馬鹿馬鹿しい、馬鹿馬鹿しいと思ひつつ、
サングラスかけつ往々と愉快なりけり
そが心持ち、いとあわれなりけり。
あわれなりけり。